筋トレをすれば筋肉が太くなり、より強い力を発揮できるようになります。
では、逆に筋肉はどうなると落ちてしまうのでしょうか?
筋肉は使わなければどんどん細くなってしまいます。
特定の筋肉を全く使わなかった場合、1日に1~2%筋肉が萎縮するという報告もあります。
これを聞くと不安になる方もいるかもしれません。
『普段運動していないからどんどん筋肉が細くなってしまいのでは?』
大丈夫です。
なぜなら健常な方ならほとんどの方が、普通に生活をしているだけでも今の筋量を維持する程度に筋肉を使っているからです。
しかし、大概の方は歳を取るごとに筋肉が落ちてきてしまいます。
なぜでしょうか?
これは、筋肉が形成される割合に対して分解される割合が若いころより歳を取ってからの方が高くなることが影響しています。
大体25~26歳を境に分解の割合が高まっていくと言われています。
これは、人間が生き物である限り逆らえない加齢現象です。
しかし、歳を取って筋肉が落ちてきてしまう最大の原因は他にあると個人的には考えています。
はじめに話したように、筋肉は使えばその分太く強くなり、使わなければ細く弱くなります。
歳を取ると、若い頃に比べて生活内で筋肉を使う機会が減る方がほとんどです。
ざっくり言うと運動不足です。
これは、仕事として年齢が上がるにつれて管理職でデスクワークが増えるなどの生活環境の変化が影響することもあります。
しかし、運動することを決意してもなかなか継続できない方が多いです。
これについては、運動を行う際にどこかしら身体に痛みが生じていることが強く影響していると考えています。
身体に痛みがあれば、運動を続けようなんて思わないですよね。
要は筋肉が落ちてきてしまう原因として、逆らえない身体の加齢現象の影響よりも、歳を取って運動する機会が減ることの影響の方が強いということです。
筋トレの効果は20代の若者と80代の老人で変わらないという研究報告があります。
つまり、20代の頃と同じくらいの運動量で生活していれば、80代でもある程度筋肉量は維持できるということです。
それは無理だろうと皆さん言われると思います。
20代と同じように80代の人が運動したら身体を痛めて壊してしまうだろうと思うのではないでしょうか?
ここが80代になっても健康な身体を維持できるかできないかの境界になる点だと思います。
加齢するほど様々な要因で身体に負担がかかりやすくなることは確かです。
しかし、必ずそうなってしまうわけではありません。
80代だろうが20代だろうが、身体の構造は変わりません。
20代でも身体の使い方が悪い状態で運動すれば身体を壊しますし、80代でも負担の偏らない身体の使い方ができていれば十分に痛みなく運動できます。
痛みなく運動できる身体があれば、有酸素運動を行うことで心血管系(脳梗塞や心筋梗塞など)のリスクを減らすこともできます。
身体に負担が偏らず痛みのない状態で運動できるということが、歳を取っても健康体でいるための前提条件になってきます。
伝えたいことは簡単にまとめるとめちゃくちゃ単純で、よく聞く言葉です。
『健康体でいるためには運動しましょう』
そして、その前提条件として運動しても痛みが出ることのないように、
『運動できる身体を作りましょう』
この2つを皆さんに伝えたいです。
よく聞く言葉かもしれませんが、なぜそれが大切だと口を酸っぱくして言われるのかを知った今なら捉え方が変わっているのではないでしょうか?
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